ハナコが昨日の夜旅立った。3週間前に発作が起こり入院し、今回再び激しい発作が3回続き病院に着くころには昏睡状態、そしてそのまま永眠した。
さかのぼること5年ちょっと前、Seven でリードウェルダーをしているTim の奥さんが彼らの家の近くで迷子になっていたハナコを保護しその後、飼い主を捜したり病院で検査したりと手を尽くしたが引き取り手は見つからなかった。(どこか遠くから車で連れてこられ置き去り(捨てられた)にされたようだった。)そのままでは施設に行くことになると考えると、あまりにも哀れでかわいそうに思い自分が引き取ることにした。これがハナコとの生活の始まりだった。
その当時のハナコは、上の前歯2本はすでになく年齢も8歳くらいにはなっていた(獣医によると)。
引き取ったころはかなりナーバスな感じで、少しでも触れようとすると ”アイーン!”と、、、抵抗するような状態だった。しかし一方で夜寝るときは勝手に自分たちのベッドに飛び乗り一緒に寝るといった大胆さもあった。
愛情を注ぎ、日が経つにつれて、ハナコも自分たちを受け入れるようになっていった。自分が仕事から帰ってくる時間帯には、その少し前からドア付近で待ち、帰ってくると喜んで飛びついてくるまでになっていた。
そんなハナコとの生活がその後約5年間という短い期間ではあったが、アメリカに移って2年、厳しい生活を送っていた自分と妻の二人の中に笑みと癒しを与え続けてくれた。
昨晩、そんなハナコとの別れが訪れたときは、悲しくて、かわいらしくて、悲しくて、あふれ出てくる涙が止まらなかった。。。
むしろ、自分たちのほうがハナコがうちに来てくれたことに ”ありがとう” という気持ちでいっぱいである。
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