KUALIS
December 22, 2014
December 20, 2014
December 19, 2014
Hanako 11
ハナコが昨日の夜旅立った。3週間前に発作が起こり入院し、今回再び激しい発作が3回続き病院に着くころには昏睡状態、そしてそのまま永眠した。
さかのぼること5年ちょっと前、Seven でリードウェルダーをしているTim の奥さんが彼らの家の近くで迷子になっていたハナコを保護しその後、飼い主を捜したり病院で検査したりと手を尽くしたが引き取り手は見つからなかった。(どこか遠くから車で連れてこられ置き去り(捨てられた)にされたようだった。)そのままでは施設に行くことになると考えると、あまりにも哀れでかわいそうに思い自分が引き取ることにした。これがハナコとの生活の始まりだった。
その当時のハナコは、上の前歯2本はすでになく年齢も8歳くらいにはなっていた(獣医によると)。
引き取ったころはかなりナーバスな感じで、少しでも触れようとすると ”アイーン!”と、、、抵抗するような状態だった。しかし一方で夜寝るときは勝手に自分たちのベッドに飛び乗り一緒に寝るといった大胆さもあった。
愛情を注ぎ、日が経つにつれて、ハナコも自分たちを受け入れるようになっていった。自分が仕事から帰ってくる時間帯には、その少し前からドア付近で待ち、帰ってくると喜んで飛びついてくるまでになっていた。
そんなハナコとの生活がその後約5年間という短い期間ではあったが、アメリカに移って2年、厳しい生活を送っていた自分と妻の二人の中に笑みと癒しを与え続けてくれた。
昨晩、そんなハナコとの別れが訪れたときは、悲しくて、かわいらしくて、悲しくて、あふれ出てくる涙が止まらなかった。。。
むしろ、自分たちのほうがハナコがうちに来てくれたことに ”ありがとう” という気持ちでいっぱいである。
December 10, 2014
Builder's life 10
Builder's life 10/ マテリアル/ チタン編
今回と次回の2回にわたってSeven で使用されているチタンとスティールのチュービングについてポストする。今回はSeven のチタンチューブ、そしてその他のチタンチューブについて書いてみる。
Seven のチタンバイクモデルのフレームには大きく分けて2種類ある。すなわちストレートゲージ(厚さが均一なチューブ)で作られるフレームとバテッド加工(厚さが変化しているチューブ)されたチューブで作られるフレームである。
Seven ではアウトバテッド加工(チューブの外側を削って薄くする方法)を自社工場内で行っている。メインチューブに使用されるチューブをシングルバテッド、ダブルバテッドに加工される。
バテッド加工をあくまで前提としているのでSeven が購入している元のチューブの厚さはそれなりに厚い。
バテッド加工された後の具体的な厚さについてもここでは記載しないが、基本的に1サイズのチューブに対していうと2,3種類ほどである。これ以上に厚さを自由に作ることは可能であるが、実際的にはそれはあまり意味がない。理由としてはマテリアル自体が持つ密度と強度、それらに関係する係数から考えればすぐに理解できることなのだが、たとえばスティールで外径が同じ2本のチューブで厚さが0.1㎜ 変化すると重量、剛性、強度が大きく変わってくる。当然乗った印象も異なってくる。
しかしチタンでは0.1㎜程度の違いではさほど大きな違いはない。おおざっぱにいえばその倍の0.2㎜以上の変化をつけてやらなければ乗った感じとしての違いがそんなにでてこない。したがってチタンチューブの厚さ、強度の限界などを考えるとバテッド加工による使用されるチュービングの幅はそれなりに限られてはくる。限られてはくるが、カスタムフレームにとっては非常に重要であり、厚さ調整も含めて意味のあるバテッドチューブを作るには、多くのチタンフレーム製作の経験が必要となる。
これらメインで使用されるチタンチューブは基本的にはUS メイドのものを使用している。
自分がSeven に入ったころは使用される全てのチタンチューブがUS メイドのものであったが、新たな規格やサイズ の出現などフレーム製作自体の多様化が進んでいること、そしてそれらに対応すると同時にコスト削減による利益拡大という目的も相まって、最近ではスタンダードサイズのBB とオリジナル44 ㎜ HT に使用されるチタンチューブに関しては中国産のものにかわった。
Seven ではBB のスレッドはCNC マシーンで溶接後に切られる。そのため使用されるチューブは厚い無垢のものを使用している。
つづく。。。
今回と次回の2回にわたってSeven で使用されているチタンとスティールのチュービングについてポストする。今回はSeven のチタンチューブ、そしてその他のチタンチューブについて書いてみる。
Seven のチタンバイクモデルのフレームには大きく分けて2種類ある。すなわちストレートゲージ(厚さが均一なチューブ)で作られるフレームとバテッド加工(厚さが変化しているチューブ)されたチューブで作られるフレームである。
Seven ではアウトバテッド加工(チューブの外側を削って薄くする方法)を自社工場内で行っている。メインチューブに使用されるチューブをシングルバテッド、ダブルバテッドに加工される。
バテッド加工をあくまで前提としているのでSeven が購入している元のチューブの厚さはそれなりに厚い。
バテッド加工された後の具体的な厚さについてもここでは記載しないが、基本的に1サイズのチューブに対していうと2,3種類ほどである。これ以上に厚さを自由に作ることは可能であるが、実際的にはそれはあまり意味がない。理由としてはマテリアル自体が持つ密度と強度、それらに関係する係数から考えればすぐに理解できることなのだが、たとえばスティールで外径が同じ2本のチューブで厚さが0.1㎜ 変化すると重量、剛性、強度が大きく変わってくる。当然乗った印象も異なってくる。
しかしチタンでは0.1㎜程度の違いではさほど大きな違いはない。おおざっぱにいえばその倍の0.2㎜以上の変化をつけてやらなければ乗った感じとしての違いがそんなにでてこない。したがってチタンチューブの厚さ、強度の限界などを考えるとバテッド加工による使用されるチュービングの幅はそれなりに限られてはくる。限られてはくるが、カスタムフレームにとっては非常に重要であり、厚さ調整も含めて意味のあるバテッドチューブを作るには、多くのチタンフレーム製作の経験が必要となる。
これらメインで使用されるチタンチューブは基本的にはUS メイドのものを使用している。
自分がSeven に入ったころは使用される全てのチタンチューブがUS メイドのものであったが、新たな規格やサイズ の出現などフレーム製作自体の多様化が進んでいること、そしてそれらに対応すると同時にコスト削減による利益拡大という目的も相まって、最近ではスタンダードサイズのBB とオリジナル44 ㎜ HT に使用されるチタンチューブに関しては中国産のものにかわった。
Seven ではBB のスレッドはCNC マシーンで溶接後に切られる。そのため使用されるチューブは厚い無垢のものを使用している。
つづく。。。
December 07, 2014
F's steel CX in race/ バーバー号の初レース
かっけー!
Photo by Kei Tsuji, Atsuhiko F
F's steel CX in race. She looks cool!
KUALIS CYCLES で、走れる女性CX レーサー(F さん)のフレームを製作したのは今回が初めてであった。かなりチュービングアジャストの段階で悩んだ。
以前に使用していたバイクとは操縦性、乗り味の質が共に異なるだろうから、慣れるまでに少し時間が必要かと思っていたのだが、新しいフレームでの今回の初レースの写真を見ると既に乗れている感じにもみえる。New bike での活躍を期待してます。
December 05, 2014
December 04, 2014
December 02, 2014
G's SUPEREXECUTION
G's SUPEREXECUTION ready for paint.
G さんのSUPEREXECUTION ready for paint. シングル用のスルーアクスルD.O(リアエンド)を使用して650B と26 in 両方兼用のスティールMTB フレーム。フロントシングル、ケーブル類は全てフルアウター仕様。出来る限りリアセンターをつめた使用となっている。SP が31.6mmなので、使用するST に合うSP クランプ径が無くスペーサー(写真)をつけた。35mm SP クランプが使用できる。今回のフレームはジオメトリーに関してはかなりこだわりのあるオーナー。何度もやりとり(トータルのメール、60回以上)をした。オーダーフレームなので、何度でもやりとりはかまいません。納得がいくまで続けます。
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