KUALIS

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June 15, 2012

Frame builder 2






When I design a bike, when I decide a tube for a customer,,, I first check the customer's information (Every fitters do it, too.). But I am a frame builder. Also I always build a frame in my head before it is built. (Maybe this way is from my past experience (architect). I make a little story between the customer and a bike.)
I follow all the processes from touch a tube to adjust the alignment after welding with my tactil information(?) through my experience. I imagine clearly about the tubing character and frame stiffness, softness...
That is a frame builder's work, I believe.

カスタマーのフレーム設計をするとき、チュービングを設定するとき、カスタマーから得た情報を基に行う。。。と、これはいわゆるフィッター(フィッティングをする人)がみなやることである。当然自分もする。
しかし、自分はいつも実際のフレームが出来る以前にフレームを頭の中で作ってしまう。これが私独自(?)の方法。これは建築設計をしていたときの手法からきているかもしれない。そのカスタマーとバイクとの間に小さなストーリーを作成する。

それは、一本のチューブをつかみ、加工し、溶接、アライメントの調整までやるものである。そのイメージの中でチューブ自体の硬さ、やわらかさ、そしてフレームになったときの芯とりなどを通してその剛性など全て思い描く。実際思い描けてしまう。 そして出来上がったそのバイクに乗っているカスタマーを(その情報とともに)出来うる限り鮮明に(?)イメージする。。。
マニアックというか、職業病というか、、、。でもフレームビルダーはそういうものだと思う。逆にカスタマーの情報のみでチューブを加工した事もないようなフィッターと呼ばれている(時にはデザイナーと呼ばれているが、、、)人達が、チュービングについて語り、カスタマーのチューブをそつなく決めてしまうというのが自分には理解できないのだが。

3 comments:

  1. B~CADはオートマティックにジオメトリ決定するというよりは主にジオメトリの整合性を確認する程度に使用される場合が多いような?
    まあ職人の方はえてして「うちのやり方のほうが優れてる!」と言いたがるものですし、自分の手法に自信を持てない職人というのはそれはそれで困りものですが・・・
    B~CADを使用してる優秀なビルダーの方もいらっしゃるので一概に決めつけるような書き方をされてしまうのはいかがなものかと思います。

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    1. B~CAD に関して、確かにそうですね。フレームつくりの良し悪しにCAD は関係ありませんね。誤解を招くようなコメントをし申し訳ありませんでした。
      この投稿で意味していることは、B~CAD を使用しているビルダーではなくフィッターに関する私の一つの意見です。ビルダーさんたちは彼らの経験(フレームつくり)を通してチュービングやフレームについて既によく理解されていると思います。
      また”職人の方はえてして自分のやり方のほうが良いといいたがる”とおっしゃっていますが、そういう人達が本当に優れた職人さんかどうか私は疑問に思います。優れた職人さんは何十年やってきたとしてもさらに学ぼうという姿勢が見られます。(SEVEN のウェルダーのTimがそうです) ちなみに、私は職人ではありません。そう思ったこともありません。(これはまた異なる話ですが)

      自転車のフレームつくりは、基本的に一人の人間が全て始めから終わりまで(設計から仕上げ、時に、ペイントまで)出来る仕事です。
      そして実際のフレームつくりの過程、チューブ加工でチューブ自体をつぶしたり、フレームアライメント調整でフレームをつぶしてしまったりなどの経験を通してチュービングのことも含めたメタルフレームの設計ができるようになります。ジオメトリーの製作だけが設計ではありません。
      ここSeven でもフィッターとして働いているひとがいます。彼らはチュービングの事は実際にはよく知りません。が、ジオメトリー作成をしています。しかしSeven の設計は全てRob (Seven の社長兼デザイナー)の設計思想のもとにオーガナイズされているため大きな失敗はありません。Rob のチェックもはいりますし、またチュービングの設定はプロダクションサイドでチタンを約20年実際に扱ってきた者が行います。メタルフレームの設計とはそういうものだと思っています。Rob 自体、仕上げ工からスタートし、全てのフレームつくりの工程(溶接も含めて)を経験しています。パソコンの画面上やチューブのスペックだけでは決められないということですね。
      そういった中で、一番重要なフレームの設計図をチュービングも含めて特に経験も無く一人のフィッターと呼ばれる人が決めてしまうという所もあります。今回はそういったことに関する私自身の疑問に思うことの投稿でした。

      しかしながらコメントをいただきありがとうございます。

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  2. わざわざ補足説明ありがとうございます。
    誤解してしまったようで申し訳ありませんでした。
    「職人の方はえてして自分のやり方のほうが良いといいたがる」というのを疑問に思われるというのも至極もっともな話で、「優れた職人さん」が少ないように感じている私の一意見としてお受け止めください・・・

    「ちなみに、私は職人ではありません。そう思ったこともありません。」
    というのも興味深いお話ですので、また機会があればお聞かせいただければなと思います。
    それでは失礼いたします。

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