去年、ロードフレーム(スティール)のオーダーを頂いた方からメールがきたので紹介してみたい。
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こんにちは 先日は問い合わせのご返事ありがとうございます。
現在 検討してもらっています。
昨年作って頂きましたロードバイクですが、 10月に完成させ乗り始めまして
2600キロほど走りました。
先日、 毎年恒例の ~ ヒルクライムに参加してきました 。距離15キロです。
昨年まで使っていたマドン(カーボン) に比べ500gほど重くなるクオリス号ですが
昨年のタイムを4分も短縮できました。
登りでの軽快な感じはわかっていましたが下り坂での安定感が抜群 によかったです。
これほどタイムが縮まると思ってなかったのでビックリしました。
.....オーダーで作るフレームの利点の一つは、ジオメトリーはもちろんであるがそれ以上に、乗り手のスキルレベルや要求に応じた”剛性”を設計に盛り込むことができることだと考えている。
それはカスタマーによって異なり、また求めてくるものも異なる。一本のチューブの選択から、例えばそのチューブのHT 側、BB 側それぞれの剛性バランスの決定、そしてそれらチューブの組み合わせまで考えるとそれらは一人一人全て異なる。
ビルダーによってはそこまでは気にしない人も多いが、その小さな?積み重ねが一本のフレームになったとき、そしてその”乗り味”がその乗り手と絶妙にシンクロしたとき、そのバイクはベストなものとなり得る。 これはオーダーフレームの醍醐味の一つでもあると思う。
マスプロによるハイエンドカーボンバイクは基本的にトップレーサーが乗って満足するものとして作られている。そのポテンシャルをフルに発揮できるのは、これまたトップクラスのレーサーのみともいえる。 もちろんバイクを”楽しむ”という目的においては、こういったハイエンドカーボンバイクに例えば初心者の人がのっても十分満足できると思うが、、、”本当に自分にあったバイクは?”という問いかけに対してオーダーフレームは選択肢の一つになることは間違いない。
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