KUALIS

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November 05, 2013

Builder's life 4


Builder's life 4. 日本の外へ出てみたい。―英語編

Level に入って一年近くになろうとしていた。

仕事にも大分慣れ、ロウ付けについてやチューブのザグリ、仕上げなど徐々にフレームつくりについて理解しはじめたころのことだった。
自分の将来について少し考える余裕が少しでてきた。確かにこの仕事は自分に向いている気がしていた。
Level では競輪のフレーム製作が仕事のほとんどを占めていたが、その他一般のロードフレームやシティー車、障害者のための自転車など幅広く製作している工房であった。こういう工房で働き続けるということも悪くはなかったが、外の世界(日本の外)でやってみたいという気持ちもあった。

どこの国でどんな自転車を作りたい、、、という具体的なものはまだなかったがその気持ちは自分の心の中で少しずつ大きくなってきていたのは確かであった。
かといって、いきなり海外へ飛び出してもただ無謀なだけである。しかし、将来自分が仮に日本を出ていくとしたら、、、その時のために今、自分はなにをすべきか、しておくべきなのか。。。

その答えは単純明快だった、このLevel で学べる事をめいいっぱい集中して会得しておくことであることに間違いはなかった。それと、、、言葉(英語)である。

どこの国にいくにしても英語は世界共通語である。まず英語をもう一度勉強しようと心にきめ、早速NHKラジオの基礎英語1.2.3のテキストを買い、次の日から朝5時半起きで聞き始めた。
(*英語の勉強法はこの本http://homepage1.nifty.com/samito/easy.htmにしたがってやりました。)
このころの自分といえば、英語などとうの昔にどこかにすっ飛んでしまっていた。(実際、Do, Does の使い方も怪しいくらいであった。。。)

しかしながら、近い将来自分は日本の外に出るのだ!と心に決めてからは、そのためにやらなければならない事に集中力がさらに今まで以上に増すようになってきた。おそらく3年ほどの準備期間を要するだろうと考えた。

毎朝5時半起床、ラジオ基礎英語1.2.3を聞き、家を出る時間8時までその日の内容を覚えるまで繰り返し音読し、工房では自転車つくりに集中。夜7時過ぎに仕事を終え、8時頃帰宅。
夕飯の支度(買い物含む)をし、その後グラマーやリスニング、副読本など夜11時半の就寝まで再び英語に時間を当てた。
(*当時、妻は会社の仕事が忙しく、朝7時頃家を出て帰宅は夜10時~11時であった。)
日曜日は一週間分の復習と副読本(最終的に薄い副読本400冊くらいは読んだと思う)、英字新聞などそのほとんどを英語に時間を当てた。
(*土曜日、祝日は仕事だった。)

英語、自転車つくり、夕飯の支度、英語、、、この繰り返し。 

約3年間ほとんど休み無く毎日続けた。。。

つづく。




1 comment:

  1. このカテゴリーの記事、毎回とても興味あります。
    ところでビルダーさんのお給料というのは、一体どこくらいのものなのでしょう?
    気になります、、。

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